

娘の中学受験を考えているけれど、通信教育だけで志望校に合格できるかしら?
本記事では、このような疑問についてお答えしていきます。
中学受験をする上で、「受験勉強を進める上で最適な手段を選択すること」が合格できるかどうかの最大の鍵。
そこで今回は、「中学受験は通信教育のみで合格できない理由」に加え、「中学受験を通信教育のみで成功した例外事例」も紹介します。
どのような性格のお子さんがどのレベルの志望校なら通信教育のみで合格できるかを把握できます。
- 中学受験は通信教育のみで合格できない3つの理由
- 中学受験を通信教育のみで成功・失敗した事例を紹介
- 中学受験を通信教育のみで成功させるための条件
ママ友や友人から、実際に通信教育だけで中学受験に挑み、「合格したお子さん」と残念ながら「不合格したお子さん」の体験談も交えて解説していきます。
中学受験は通信教育のみで合格できない3つの理由
基本的に、中学受験は通信教育のみでの合格は難しいです。理由は次のとおり。
- 親の負担が大きすぎる
- 大手進学塾と通信教育には情報格差がある
- 通信教育では志望校に特化した勉強がしにくい
順番に解説していきます。
親の負担が大きすぎる
塾や家庭教師と違い、通信教育は自分でスケジュールを組んで勉強していき、わからないところは自分で解決しなければなりません。
そうなると、必然的に親のフォローが必要になる場合が多く、特に共働きのご両親にとってはかなりの負担になってしまいます。
大手進学塾と通信教育には情報格差がある
例えば、ある単元の勉強をする際、塾だと「ここはよく◯○中学や××中学の入試で良く出る」などと受験情報をはさみつつ教えてくれますが、通信教育だとそうはいきません。
入試情報を頻繁に教えてくれる塾に通った方が、効率的に勉強がしやすいということ。
通信教育では志望校に特化した勉強がしにくい
通信教育は、レベル別コースが選択できるものがあるものの、志望校に特化した勉強は自力で補うしかありません。
サピックスや四谷大塚などは難関志望校に特化したクラスがあるので、難関校を受ける場合、特に塾が有利なのは間違いなし。
中学受験を通信教育のみで成功・失敗した事例
ここまで読んで、中学受験を通信教育のみで挑もうとしていた方はがっかりしたかもしれません。
ですが、実は通信教育のみで志望校に合格したお子さんも、少数ですが一定数いるのも事実。
ここでは、中学受験を通信教育のみでチャレンジした成功例と失敗例を紹介します。
中学受験をZ会のみで成功した事例
男の子 | |
通信教育の種類 | Z会小学生コース(ハイレベル・公立中高一貫校向け講座) |
小学2年生からZ会の小学生コース小学5年生から「作文」と「適性検査」の講座も開始 | |
第一志望校合格(都立難関中高一貫校) |
職場の先輩のお子さんで、小2からZ会の小学生コースを始め、志望校対策は市販のテキストや過去問を何度も解いたそうです。
勝因は、小さい頃からドリルや公文で勉強する癖がついていたため、自力で勉強することが苦ではなく、教材の質が高いZ会以外にも色々とテキストを同時進行できたからとのこと。
関連記事:Z会の小学生コースで中学受験対策!口コミと評判【公立中高一貫校対策も】
中学受験をスタディサプリと進研ゼミで成功した事例
女の子 | |
スタディサプリと進研ゼミ(中学受験講座)/td> | |
どちらも小学4年生から | |
第一志望校合格(偏差値52の私立中学校) |
同じマンションに住む方のお子さんで、小4から中学受験を意識して勉強を開始し、進研ゼミをメインにして不足分をスタディサプリで補ったそう。
中堅レベルの中学校なので、スタディサプリと進研ゼミでも合格できたが、勉強のスケジュール管理を親がしていたのでその点は大変だったとのこと。
関連記事:スタディサプリが中学受験に使える理由【口コミあり】
関連記事:進研ゼミ中学受験講座の口コミを徹底調査【レベル低いって本当?】
中学受験をスマイルゼミと進研ゼミで失敗した事例
男の子 | |
スマイルゼミ(発展クラス)と進研ゼミ(中学受験講座) | |
小学3年生から | |
第三志望合格(偏差値44の私立中学校) |
ママ友のお子さんが、スマイルゼミ・進研ゼミ・市販テキストの3つで中学受験にのぞみましたが、滑り止めのみの合格になってしまいました。
自宅で勉強する習慣がなかなか身につかず、どの教材も中途半端に手をつけてしまい、スケジュール通りに勉強が進まなかったことが敗因とのこと。

通信教育だけで合格できるのはどんな学校?

サピックスが志望校別対策講座の対象校にしているような難関校は、通信教育だけではかなり難しいよ。逆に、中堅レベルや中高一貫校だとチャンスがあるということだね!
中学受験を通信教育のみで成功させるための条件
かなりの少数派ですが、通信教育のみで中学受験に合格している子は私の周りにもいました。
では、どうしたらその少数派に入れるか、成功するための条件は以下のとおり。
- 子供の性格・勉強習慣
- 志望校対策を取る
- 親ができるかぎりのサポートをする
中堅レベルの中学校を目指していたとしても、明らかに通信教育だけでは困難な子もいるので要注意。
子供の性格・勉強習慣
他人がいる方が集中できる、あるいはあまり受験勉強に気が進まないお子さんは塾に通った方が効果が上がりやすいです。
自宅学習を小学校低学年のうちからしっかり身につけている子なら、通信教育のメリットを最大に活かすことが可能。
志望校対策を取る
中学受験は、志望校によって出題傾向も出題範囲もバラバラ。
家で過去問分析ができなさそうな方は、夏季講習や冬季講習だけ大手進学塾の志望校別講座などを利用するという手も。
親ができるかぎりのサポートをする
スケジュール管理は親が定期的に確認しないと、大幅に勉強が遅れる可能性あり。
また、特に国語の読解問題など丸付けがお子さんだけでは難しい場合は、親も時間を割いて一緒に行いましょう。

Z会や進研ゼミは不明点を質問すると、3〜4日ほどで回答が返ってくるのでかなり助かるよ。
「中学受験は通信教育のみで合格できない3つの理由(ただし例外あり)」まとめ
中学受験は、やはり大手進学塾へ通塾している子の方が有利なのは間違いなし。
しかし、志望校によっては塾に無駄にお金をかけず、通信教育を利用して合格できる可能性も十分あります。
お子さんの性格やご両親の生活状況から判断して、通信教育のみで中学受験をするかどうか判断してください。
偏差値55未満の中学受験生向け通信教育ランキングは下記の記事にまとめています。
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