

そろそろ子供に志望校の過去問を解かせたいけれど、過去問ってコピーが大変。楽な方法はある?
本記事では、このような疑問についてお答えしていきます。
小6の夏が過ぎた頃に過去問を解き始める中学受験生が多いですが、いわゆる赤本をそのまま使って問題を解かせるのはNG。
なぜなら、赤本の問題に書き込みをしてしまうと2巡目以降にその書き込みが邪魔になりますし、解答用紙も本番さながらの大きさの紙を使うことがベストだからです。
でも、過去問をコピーするのって数年分でも面倒だし、4科目だったらかなり時間もかかってしまい、受験生の親の貴重な時間をコピー作業に割くことになってしまいます。
そこで今回は、「中学受験の過去問コピー方法の基礎知識」に加え、「過去問の楽なコピー方法」を紹介。
- 中学受験の過去問コピー方法の基礎知識
- 中学受験の過去問の楽なコピー方法(自宅にプリンターがない場合)
- 中学受験の過去問の楽なコピー方法(自宅にプリンターがある場合)
中学受験を経験したママ友や私の姉にも、実際にどのように過去問をコピーするのが効率的か聞いてみました。
中学受験の過去問コピー方法の基礎知識
まず、過去問をコピーする上で気を付けたいのが以下の3つ。
- 過去問のコピーはまとめて数年分作成する
- 過去問の解答用紙の大きさを原寸大にする
- 過去問の問題用紙の大きさも原寸大にする
理由を解説していきます。
過去問のコピーはまとめて数年分作成する
過去問を解く毎にちまちまとコピーをするのは効率が悪いので、時短のためにまとめて数年分の過去問コピーを作成。
さらに、年度毎にまとめて整理しておけば、親の不在時にも子供が自分で過去問を取り出して解くことができます。

100均のクリアファイルやクリアブックにラベルをつけて保管したり、10段前後の浅型の書類キャビネットに年度毎にわけて保管すると分かりやすいね。
過去問の解答用紙の大きさを原寸大にする
過去問を解く際に試験慣れをするため、自分の志望校が本番で実際に使っている解答用紙のサイズでコピーを作成します。
中学受験の解答用紙はB4かA3の用紙であることが多いので、「B4でコピーしてみたら解答欄の大きさが思っていたより大きかった」(つまり、思っていたより解答の文字数を書かないといけない)ということもあるため、解答用紙の原寸大は必須。
過去問の問題用紙の大きさも原寸大にする
時間がある方は、できれば問題用紙も本番と同じ大きさでコピーするのが良いでしょう。(算数は計算スペースを把握するために原寸大をおすすめします。)
特に国語は見開きで文章が書いてあるので、本番と同じように冊子にすると子供も解きやすく、何度も紙をめくって見直す作業をせずに済むメリットが。

とはいえ、4科目あるとコピーも大変なので、解答用紙は原寸大、問題用紙は余裕があれば本番と同じ大きさ・形にコピーする(特に国語と算数)と頭に入れておけばOK!
中学受験の過去問コピー方法(自宅にプリンターがない場合)
まずは自宅にプリンターがない方向け(A3プリンターを持っていない方も含む)に、過去問のコピー方法について説明します。
- 赤本をキンコーズで拡大コピー
- 四谷大塚のサイトの過去問データをコンビニで印刷
- 冊子印刷をする場合は、小冊子プリントが便利
コピーは主に2通りの方法があります。
赤本をキンコーズで拡大コピー
赤本をコンビニでひたすらコピーする原始的な方法は、①時間と手間がかかる、②曲がったり黒くなって綺麗にコピーできない時がある、③近所の知り合いに志望校がバレる可能性があるため、非効率で避けたいところ。
多少お金はかかりますが、最寄りのキンコーズに行って赤本を断裁してもらい、A3またはB4に拡大コピーしましょう。

最初は赤本をコンビニに持って行ってコピーしましたが、時間がかかり、後ろに並ぶ人がいたら気を遣うので、キンコーズに行って赤本を断裁してもらい、キンコーズのコピー機でコピーしていました。(店員さんもやってくれますが、自分でコピーした方が安いです。)コンビニよりコピー機の性能が良くてとても早いので、結果的に効率良く時短で、さらに綺麗にコピーできます。
赤本は「声の教育社」と「東京学参」が定番ですが、「声の教育社」の方が値段が少し高い分解説が丁寧で解答用紙の拡大倍率も載っています。国語も著作権の関係で未掲載になっている文章が少ないので、どちらか1冊買うなら「声の教育社」がおすすめ。
四谷大塚のサイトの過去問データをコンビニで印刷
中学受験の過去問のデータをアップしているサイトはいくつかありますが、中でも四谷大塚の過去問データベースは数年分を無料でダウンローすることが可能。
ダウンロードしたデータをUSBやSDカードまたはスマホに保存して、コンビニのコピー機でプリントするのが手早く済む方法の一つです。(各コンビニのプリンターに対応するスマホアプリあり。)

家にB4以上印刷できるプリンターがなかったので、基本的に過去問は四谷大塚のデータを使用してコンビニで印刷していました。一気にまとめてできるので、余計な手間を発生せず、時短になります。ただ、四谷大塚のデータベースは解説がなかったり、解答用紙が全てあるわけではないので、不足分は赤本からのコピーで補っていました。塾の先生に過去問採点をしてもらう機会もあったので、過去問の解答と解説(科目ごとに分ける)は必要だと思います。
配点や平均点などのデータがなかったり、国語の未掲載問題が他より多いなど無料なので仕方ないという欠点もあるので、 赤本と併せて使うのがベスト。
冊子印刷をする場合は、小冊子プリント機能が便利
問題用紙を本番さながらの冊子にしたい場合、四谷大塚のデータベースを利用して、コンビニで小冊子プリントをする方法があります。
小冊子プリントを選択すれば、綴じ方向と開き方を設定するだけで、冊子にできるような印刷が可能。(B5サイズの問題の場合、B4用紙に見開きで印刷される。)
現在、プリンターの機能として小冊子プリントができるのは、セブンイレブンとローソンのようです。

四谷大塚のサイトのデータは見開きで1ページになっていることが多いので、PDF編集ソフト(Adobeなど。スマホ用のアプリもあります。)を利用してページを切り離そう。印刷したら、100均で売っている縦横ホチキスやホッチくるで2箇所止めて完成!
中学受験の過去問コピー方法(自宅にA3プリンターがある場合)
家にA3プリンターがある場合は、過去問のコピーを家で完結できるので便利。
- プリンターで赤本の拡大コピー
- 四谷大塚のサイトの過去問データをプリンターで印刷
- 自宅のプリンターで冊子印刷をする方法
コンビニの割高なコピー機を使わずに済むので、コスト安にもなりますね。
プリンターで赤本の拡大コピー
赤本を使ってコピーする場合、開いてコピーするのではなく、コンビニでコピーするのと同じく断裁する方が早くて綺麗です。
キンコーズで断裁してもらうか、全部家で完結させたい場合は、断裁機(1度に切れる枚数によって値段は様々)を購入するか、または赤本は意外と手で綺麗に割くことも可能なので一度チャレンジしてみても良いでしょう。

四谷大塚の過去問サイトは解答用紙や解説がなかったりして不足分をチェックして補うのが面倒だったので、赤本を切って自宅のプリンターで自動送りコピーをしていました。大型のプリンターがあると本当に楽で、家で隙間時間に過去問を印刷できるのもメリットです。
四谷大塚のサイトの過去問データをプリンターで印刷
四谷大塚のサイトの過去問データをコンビニで印刷する代わりに、自宅のプリンターで印刷すれば、コスト安で早いし、印刷が終わるまで放置も可能。
不足部分もありますが、基本的には揃っているデータベースを無料で使えるので、活用しない手はありません。

赤本のコピーや他のサイトのデータ集を使ってみたけれど、最終的に四谷大塚の過去問データをプリントアウトするのが一番早くて楽でした。年度ごとに印刷して、きちんとセットしてキャビネットに入れて保管しておき、子供にもわかるようにラベリングすることで、親が働きに出ている時でも、自分で過去問を引っ張り出して解いてくれていました。
自宅のプリンターで冊子印刷をする方法
自宅のプリンターでも冊子印刷は可能。
エプソンやブラザーのサイトには、冊子印刷の詳しい方法が載っており、最初のPDFデータだけしっかり準備しておけば、簡単に問題用紙を冊子にすることができます。
印刷したら、コンビニで冊子印刷したときのように、縦横ホチキスで真ん中2箇所を止めればOKです。

中学受験でA3まで印刷できるプリンターがあると何かと便利。中学入学後にも宿題などでプリンターを使う機会があるよ。
中学受験のためのプリンターの選び方は、こちらで解説しています。
「【中学受験】知らないと損をする過去問のコピー方法」まとめ
中学受験において、志望校の過去問対策は必要不可欠。
過去問の楽なコピー方法を知っておけば、親の負担は軽減されるし、子供も本番さながらの形式で過去問チャレンジできます。
過去問を攻略して第一志望校の合格を掴めるよう、お子さんをサポートしてあげてください。
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