共働き・塾なしで中学受験に合格した体験談【これって例外?】
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夫婦共働きで、塾の送り迎えもお弁当を持たすのも時間的に厳しそう。中学受験って塾なしで合格できる?

本記事では、このような疑問についてお答えしていきます。

共働き世帯が多くなってきた昨今、子供の中学受験勉強をどうやって進めていくか悩みますよね。

塾に入れるか、家庭教師にするか、通信教育にするか、掛け持ちにするか・・・その選択によってはつかみ取れるはずの合格を逃す可能性も

そこで今回は、「共働きで子供が中学受験するのは可能なのか」に加え、「共働き・塾なしで第一志望の中学校に合格した体験談」について紹介。

これから中学受験をする上で、どんな手段を選択すべきなのか指針を示します。

本記事の内容

  • 共働きで子供が中学受験するのは可能なのか
  • 共働き・塾なしで第一志望の中学校に合格した体験談
  • 共働き・塾なしで中学受験に合格は例外なのか

従姉妹の息子が共働き家庭・塾なしで、四谷大塚偏差値60の私立中学校に合格しました。

その体験談をもとに、共働き家庭・塾なしでの合格はどうやったら可能なのかも解説していきます。


共働きで子供が中学受験するのは可能なのか

共働きで子供が中学受験するのは可能なのか

結論、 共働きで子供を中学受験させるのは可能

昨今、共働き家庭の方が圧倒的に多く、共働き家庭の中学受験合格者も沢山います。

では、進学塾に通うことを前提とした場合に、共働き家庭で発生する問題はどのように解決すべきでしょうか。

塾の送り迎え問題

塾の送り迎え問題

塾に通うとなると、時間的に家から塾までの親の送迎(特に送り)が難しい場合が多いです。

解決策

  • 行きは同じ小学校の友達とバス停で待ち合わせて子供だけで塾に行く・帰りは親が迎えに行く(小2女子)
  • 行きは専業主婦のママ友に一緒に連れていってもらう・帰りは親が迎えに行く(小4・男子)
  • 送迎代行サービス(シッターさん)を利用する(小3女子)
  • 行きは明るい時間帯なので、子供だけで塾に通わせている人もいます。

    また、1時間1,000円〜2,000円程度でKidslineなどのシッターさんを雇う場合やキッズタクシーを利用する家庭も多数。

    あおいあおい

    特に小学校低学年だと一人で通わせるのは心配だから送迎サービスを利用できると安心だね。共働き家庭の強みを生かして、アウトソーシングできるところは利用しよう!

    塾の日用のお弁当を用意できない問題

    塾の日用のお弁当を用意できない問題

    塾が終わる時間が19〜21時頃だと夕食を持たせなければならず、どうやってお弁当を用意するか悩むご家庭も。

    解決策

  • 炊飯器でお米を炊いておき、おかずはお弁当に詰めて冷蔵庫に入れておく。子供が塾に行く前にレンジでおかずを温めてご飯をつめる(小5・男子)
  • コンビニで好きなご飯を買ってもらう(小4・女子)
  • おにぎり2つだけ用意して塾に持たせ、帰宅後に夕食を家族で食べる(小5・女子)
  • 節約・栄養を考えて、家でお弁当を用意しておく方が一定数いる一方、子供が自分でコンビニや定食屋さんでお弁当などを買うケースも。

    「週1〜2回程度なので栄養のことはあまり気にせず、子供も好きな食べ物を買える楽しみがあるから良い」と話すママ友もいました。

    塾の勉強をサポートする時間が取れない問題

    塾の勉強をサポートする時間が取れない問題

    塾で出た宿題や授業内容の復習を親が一緒に見てあげられる時間が少ないという問題もあります。

    解決策

  • 塾のない平日夜・土日に時間を取って親がしっかり管理する(小4・女子)
  • 家庭教師に週1回、平日に来てもらい、塾の復習をする(小5・男子)
  • 「塾の塾」(個別指導塾)に通い、塾の授業内容のサポートをしてもらう(小6・女子)
  • 平日夜は30分・土日は2時間ずつ、などメリハリをつけて親が徹底的にサポートすることは、共働き家庭でも可能です。

    一方、そこまで時間を取れない方は、家庭教師個別指導塾を利用して、専門家に塾のサポートを基本的にはお任せすることも可能。

    あおいあおい

    サピックスなど大手進学塾に通っている子も、実は家庭教師を密かに雇っている人が一定数いるよ。その場合は、塾の復習などの対応が可能な家庭教師センターを見つけることが重要。

    関連記事:【最新版】サピックス対策の家庭教師を選ぶ3つのポイント(口コミあり)

    共働き・塾なしで第一志望の中学校に合格した体験談

    共働き・塾なしで第一志望の中学校に合格した体験談

    共働きで子供を塾に行かせて中学受験に挑むことは、決して難しくはないことがわかりました。

    ここで、 共働き家庭・塾なしで、四谷大塚偏差値60の私立中学校に合格した従姉妹の息子のエピソートを紹介します。

    共働きで塾に行かない選択肢って勇気があるなと思いましたが、聞いてみると子供に合った勉強方法で着実に受験勉強を進めていた模様。

    共働き・塾なしで選択した勉強手段

    共働き・塾なしで選択した勉強手段

    通信教育がベース。夏休みと冬休みは進学塾の講習に参加。

    共働きで母親も残業があって塾の送り迎えも厳しく安全面にも不安があったため、小3からZ会の通信教育とスタディサプリを受講。

    周りの受験生から刺激を受けるためにも、長期休みの間だけ大手進学塾の講習に通って実力をつけていきました。

    親の時間管理と効率化

    親の時間管理と効率化

    平日の夜は30〜45分だけZ会の復習・休日は3〜4時間、問題集の答え合わせ。

    まずは子供にZ会とスタディサプリの進捗予定表を書かせ、当月の勉強スケジュールを決定。

    平日は、小学校から帰宅した後に一人で勉強し、夕食後は親と一緒に30分ほど教材の復習や不明点の確認。

    休日は、3〜4時間ほどZ会の問題集の答え合わせや市販のテキストを使って過去に習った範囲の復習をしました。

    あおいあおい

    小3〜小4の頃は休日の勉強がお休みの日もあったし、逆に小6の夏以降は追い上げのために休日の勉強時間は7〜8時間だったとのこと。

    メリハリをつけて生活した結果、第一志望校に合格!

    メリハリをつけて生活した結果、第一志望校に合格!

    平日・休日の生活リズムを作ることが何より大事。とりあえず3ヶ月は同じペースを継続。

    親も子供も平日は疲れているので無理せず30分で終わらせ、休日は「9時〜11時、14時〜16時」というように時間を決めてメリハリをつけて勉強。

    小3〜小5までは週1回の習い事(サッカー)は続け、休日はたまに家族で出かけたりして息抜きをしつつ、親がスケジュール管理に気をつけて生活リズムを作りました。

    あおいあおい

    まずは3ヶ月間、同じ勉強スケジュールで生活を続け、子供の様子を見て勉強量を増減させて軌道修正していったそう。

    共働き・塾なしで中学受験に合格は例外なのか

    共働き・塾なしで中学受験に合格は例外なのか

    「共働き・塾なしで中学受験に合格」はかなりレアケース

    ですが、塾に通わなくても一定の志望校であれば合格できる素質がある子は意外と多いです。

    塾なしで中学受験に合格できる子はどんな子なのか、解説します。

    塾なしでの合格条件1(基礎力がある子)

    塾なしでの合格条件1(基礎力がある子)

    小学校低学年のうちから小学校の授業には比較的余裕でついていけるくらい基礎力がある子

    基本的に、基礎力がある子はステップアップしやすいため、中学受験の勉強もすんなり進められることが多いです。

    塾や家庭教師だとその子のレベルに合わせて授業が進むことが多いですが、市販のテキストや通信教育は個人にカスタマイズされたものではないので、基礎レベルができていないと自力で勉強することは難しいということ。

    塾なしでの合格条件2(自学自習できる子)

    塾なしでの合格条件2(自学自習できる子)

    マイペースに自宅で学習を進めることができる子

    塾では先生が時間管理をしっかりしてくれて、子供も周りの子に負けないように頑張ろうとしますが、自宅で勉強する場合は親がいない時でもしっかり勉強を進められる子でないとスケジュール通りに進めることは難しいです。

    他人と競争するのが苦手だけど、マイペースに勉強ができる子はまさに自宅学習向きのタイプ。

    あおいあおい

    いわゆる難関校と言われる中学の場合は、基礎力がかなりある子でも塾なしでは相当厳しいね。塾は難関志望校対策をしてくれるのだけど、それを自宅学習でカバーするのはかなり無理があるもの。

    通信教育を塾の代わりに利用する

    塾なしと言っても市販のテキストだけでは難しいので、勉強のベースは通信教育を利用すべき。

    従姉妹の息子は、面白い授業動画を配信してくれるスタディサプリと中学受験対策向きのZ会小学生コースを利用していました。

    「でもやっぱり塾に通わないと不安・・・」と思う方は、送り迎えをしなくてもお子さんが一人で塾に通える小4〜5になるまでは通信教育で中学受験の基礎を固める、という方法も有効的です。

    偏差値55未満のお子さん向けのおすすめの通信教育ランキングはこちら↓

    「共働き・塾なしで中学受験に合格した体験談(これって例外?)」まとめ

    「共働き・塾なしで中学受験に合格した体験談(これって例外?)」まとめ

    「共働き・塾なし」で中学受験に挑むのは例外ですが、お子さんの性格によっては塾に通うより合っている場合もあります。

    もちろん親の負担もそれなりにかかりますが、結局塾に通っても、塾の授業のアフターフォローやプリントの整理などは親がしている方が大半。

    共働き世帯で子供を中学受験させる場合は、省ける家事は思い切って減らしたりアウトソースして、子供に割く時間をなるべく増やすのが得策です。

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