サピックスのクラスがなかなか上がらないので家庭教師をつけたいけれど、どうやって選べば良いの?
サピックスの授業が難しくてついていけない。苦手科目をフォローしてくれる家庭教師って見つかる?
本記事では、このような疑問についてお答えしていきます。
中学受験のためにサピックスに入塾したは良いものの、成績が伸び悩んでしまい、志望校を変更せざるを得なかったという話は少なくありません。
そこで今回は、「サピックスに通いながら家庭教師に勉強を見てもらうメリット」に加え、「サピックス対策の家庭教師を選ぶポイント」を紹介します。
本記事を参考にすると、サピックスの成績を伸ばしてくれる家庭教師の選び方がわかります。
- サピックスに通いながら家庭教師に勉強を見てもらうメリット
- サピックスと家庭教師を併用していた受験生の口コミ
- サピックス対策の家庭教師を選ぶ3つのポイント
- サピックス対応コースがあるおすすめの家庭教師センター
2020年に第一志望校に合格した私の友人・知り合いのお子さんのうち、3人はサピックスと家庭教師を併用していました。
今回は、そんなケースを踏まえて解説していきます。
サピックスに通いながら家庭教師に勉強を見てもらうメリット
- 苦手科目を「得意科目」にできる
- 「自分専用の先生」ができる
サピックスの授業はペースが早く難しいわりにアフターフォローが手薄で、テキストも量が多いため、途中でついていけなくなる子も一定数います。
そんな子が家庭教師をうまく利用すれば、サピックスの成績はほぼ間違いなく上がります
苦手科目がなくなる
サピックスの授業で分からない部分を、家庭教師の先生が上手にフォローしてくれるので、苦手意識がなくなり、マンスリーテストでもつまづかなくなります。
中学受験に限らずの話ですが、いかに苦手科目・分野を減らせるかどうかが合格の鍵です。
「自分専用の先生」ができる
サピックスでは集団の授業になるため、先生の意識はどうしても生徒一人一人まんべんなく向くことに。
家庭教師の授業は1対1なので、自分だけ見てくれるという信頼が生まれ、安心して勉強に取り組めます。
サピックスと家庭教師を併用していた受験生の口コミ
2020年に第一志望校に合格した私の友人・知り合いのお子さんの中で、サピックスと家庭教師を併用していたご家庭にインタビューしてみました。(ブログへの掲載許可済み。)
小学5年生のときから、家庭教師に週1回90分見てもらいました。算数が苦手で、サピックスのクラスもα2クラスだったのがα3クラスに下がってしまったので、算数だけ家庭教師の先生にフォローしてもらうことにしました。半年ほどで、算数の偏差値が少しずつ上がりだし、受験直前期には国語よりむしろ算数の方が成績が良かったこともあり、驚きました。第一志望校に合格できたのは、家庭教師の先生がいたからだと思います。
小学4年生秋頃から家庭教師を週1で併用。4科目受験だったので、サピックスの授業でわからなかったところを満遍なく家庭教師の先生に教えてもらっていました。おかげで、苦手分野が少なくなり、サピックスに通っている間はずっとアルファクラスを維持できました。お金はかかりましたが、志望校に無事合格できたので、家庭教師と併用したのが功を奏しました。
小学6年生の4月からサピックスの授業のアフタフォローのために、週1回、直前期は週2回、家庭教師の先生に勉強をみてもらいました。国語はそれほど伸びなかったのですが、算数と理科は偏差値が1年で10近く伸びました。娘と先生方の相性も良かったので、良い先生に恵まれたなと思っています。
ご紹介した3家庭では、「サピックスと家庭教師の先生を併用したことがプラスにつながった」と皆さんおっしゃっていました。
サピックスに通っているけれど、周りで家庭教師の先生を雇っているという話は聞かない、という方はこちらもご参考にしてください。
中学受験でサピックスに行っていた時は、だれも、ダブルスクールのことは、一切、口にしないのがルールらしくhttps://t.co/DSvOi3TKC4 pic.twitter.com/u0rJ4ih8mx
— TRUTHOFSAPIX (@TRUTHOFSAPIX) January 24, 2018
たしかに、サピックスに通っている生徒は、みんながライバルという存在。
うかつに、自分のお子さんの勉強方法について話す人は少ないですよね・・・
サピックス対策の家庭教師を選ぶ3つのポイント
- サピックス対応コースがある
- 講師の採用率が低く、指導力が高い
- 料金が明確で高すぎない
特に重要なのは、上2つの項目です。
この2つを軽視すると、安物買いの銭失いになりかねないので注意。
サピックス対応コースがある家庭教師センターを選ぶ
理由は単純で、明記していない家庭教師センターはサピックスの授業対策に自信がないから。
サピックスの授業内容やテストに対応できる先生を紹介してもらうことが絶対条件です。
講師の採用率が低く、指導力が高い家庭教師センターを選ぶ
大手の家庭教師センターでは、学生なら誰でも家庭教師に登録できるところも少なくありません。
中学受験は、中学受験の指導力が高い先生に勉強を見てもらうべきなので、家庭教師の指導力について明記している家庭教師センターを選ぶ必要があります。
料金が明確で高すぎない家庭教師センターを選ぶ
ただでさえサピックスに高額の授業料を支払っているので、併用する家庭教師の方はなるべく料金を抑えたいですよね。
もちろん、中学受験指導ができる家庭教師はそれなりにお金がかかりますが、公式HPなどに料金がしっかり明示されている家庭教師センターを選んでください。
料金が明示されていない家庭教師センターは、無料の体験授業と称して無理に契約を取ろうとするので、要注意。
サピックス対応コースがあるおすすめの家庭教師センター
- 家庭教師のノーバス
- 代々木進学会
この2つは、これまでに記載した条件を全て満たす家庭教師センターになります。
実は、先ほど口コミをご紹介した中の1人は、家庭教師のノーバスを利用されていたそうです。
家庭教師のノーバス
- 講師の採用率は25%
- 合格実績豊富なプロ家庭教師も多数所属
- サピックス併用コースあり
- 週1回90分/月4回で、32,780円~53,020円(税込)
先生の指導力が高く、志望校対策もしっかりサポートしてくれるのが特徴。
事務局のサポート体制もしっかりしています。
詳しい情報は、≫家庭教師のノーバスの口コミは?で解説しています。
代々木進学会
- 第一志望校合格にこだわるカリキュラム
- 中学受験経験者か中学受験のプロ教師が紹介される
- サピックス対策コースあり
- 週1回90分/月4回で、29,040円〜(税込・学生講師の場合)
- 週1回90分/月4回で、38,720円〜(税込・プロ講師の場合)
四谷大塚と提携しているため、中学受験の情報量も多いのが特徴。
学生講師でも必ず中学受験経験者が紹介されるので、指導力も確かです。
詳しい情報は、≫代々木進学会の家庭教師の評判・口コミを徹底調査で解説しています。
「サピックス対策の家庭教師を選ぶ3つのポイント」のまとめ
サピックスに通われている方の中で、家庭教師を併用しているお子さんは3割程度と言われています。
サピックス一本で合格できれば一番良いのですが、成績が伸び悩んでいたり、クラスが下がってしまっているお子さんは、第一志望校を変更せざるを得なくなる前に対策をしましょう。
家庭教師と聞くと敷居が高い気がしますがそんなことはなく、個人のレベルと性格に合わせてカリキュラムを作ってもらえる強みを利用すべきです。