子供の中学受験のための家庭教師って、どうやって選べば失敗しないの?
本記事では、このような疑問についてお答えしていきます。
やる気がない大学生のアルバイト、プロだけど合格実績がない先生、相場を大幅に超えて料金を請求する業者・・・。
一歩間違えると、このような家庭教師・業者を選択してしまい、志望校合格が遠のくだけでなく、お金もドブに捨てることに。
そこで今回は、「中学受験の家庭教師の選び方」に加え、「家庭教師選びの失敗談」も紹介。
お子さんの志望校に合った家庭教師を探すための一つの目安になります。
- プロが教える中学受験の家庭教師の選び方5つ
- 家庭教師選びの失敗談
- 家庭教師に向いている子のタイプ
私が大学生の頃、家庭教師をしていたことはプロフィールでお話していますが、実は、私の父も家庭教師として10人以上の生徒を受け持ってきたプロ講師。(父は、中学・高校の国語の教員免許も取得。)
そんなプロ講師目線の「家庭教師の選び方」を特別にお伝えしていきます。
プロが教える中学受験の家庭教師の選び方5つ
- 体験授業
- 料金の明確性
- 家庭教師の中学受験の指導力・指導歴
- 家庭教師の子供との相性
- 家庭教師の熱意
中学受験の家庭教師もしたことがあるプロ講師の父に、どのような点に注意して家庭教師を選ぶのが良いか聞いてみました。
家庭教師の経歴がある私も、この5つのポイントは外せないと完全同意です。
体験授業
先生の指導力・性格などを見るための無料体験授業はあった方が良いです。
体験授業がない場合は、契約後でも無料で先生を交代してもらえる家庭教師センターがマスト。
料金の明確性
料金が明確になっていない業者は、面談と称した場で巧みに高い料金のコースや教材を契約させようとするところが多いです。
なので、はっきり金額や指導内容が事前に明示されている業者を選択。
家庭教師の中学受験の指導力・指導歴
中学受験は高校や大学より特殊な試験内容になるため、「中学受験」の指導ができる家庭教師でないとNG。
指導歴がない大学生教師でも、自身が中学受験経験者だと教えるのが上手な人が結構います。
家庭教師の子供との相性
指導力が高くても、厳しかったり逆に緩めだったり、先生の性格がお子さんと合わないなと感じたら、その先生は避けましょう。
先生との性格が合わない場合、お子さんにとって授業が苦痛でプレッシャーを感じるだけで、かえって成績が落ちることも。
家庭教師の熱意
ただ機械的に仕事だから勉強を教えるだけ、という先生がいるのも事実。
熱意がある先生は、授業のアフターフォローなども快く受けてくれますし、子供に寄り添って指導方針を考えてくれます。
契約前にさりげなく、授業時間外の質問を受けてくれるか、志望校の情報を集めてくれるか、など聞いてみましょう。
中学受験の家庭教師選びの失敗談
私の職場の先輩やママ友のお子さんの経験談を聞いてみると、家庭教師の選択に失敗した事例がいくつかありました。
イマイチな家庭教師に当たってしまった場合、お金も時間も無駄になることに。
失敗例を見ることで、自分が選ぶときに気をつけなければならない点が見えてきます。
家庭教師選びの失敗談その1(料金)
(小5男子の母・R.Uさん)
ホームページを見て先生の指導力も高そうで、ネットの口コミも良かった家庭教師センターに決めたのですが、料金は問合せ後に見積もり、面談で確定という流れでした。
実際に面談を受けたら、見積もりよりも時間数や先生のレベルが高い方を提示され、そのまま流れで契約を決めてしまったら、想定より月1万円以上高くなってしまったとのこと。
家庭教師選びの失敗談その2(指導力)
(小4女子の母・I.Kさん)
大手の家庭教師センターに登録。派遣された先生は大学生ですが、かなり高学歴だったのでお願いしてみたところ、中学受験の勉強を教えるには不向きでした。
中学受験のための問題の解き方に慣れていないので、全くといって良いほどタメにならず、1ヶ月で先生をチェンジしたそうです。
家庭教師選びの失敗談その3(コミュ力)
(小6女子の母・O.Oさん)
娘さんは割と人懐っこい性格で、少し楽しいお話も交えながら勉強することを期待していたそうですが、実際は、会話は真面目な勉強の話のみで、わかりやすく楽しく教えてもらえる、という感じではなかったとのこと。
子供のモチベーション維持のためにも、コミュニケーションをある程度取ってもらえる先生が良いですね。
失敗しないためには、事前に料金が明確にわかり、体験授業をしてもらえる家庭教師センターがベストね。
中学受験で家庭教師向きの子のタイプ
- マイペースに勉強ができる
- 競争心があまり強くない
- プレッシャーにあまり強くない
塾と家庭教師、どちらにするか迷っている方は、お子さんの性格を考えて決めましょう。
マイペースに勉強ができる
もちろん、家庭教師紹介後から自分で勉強ができるように指導してもらうことは前提ですが、元々マイペースに家で勉強できる子は家庭教師向きです。
通塾する時間を勉強や休憩に充てられますし、家庭教師の個別の授業は、集団授業よりも無駄なく受験勉強を進めることができます。
競争心があまり強くない
大手進学塾は定期的にテストがあり、中でもサピックスはクラスと席が成績順というかなり過酷な環境で勉強することになります。
他人と競って上に行きたいと思うタイプの子は塾が向いていますが、競争心が強くない子は周りの生徒に左右されずに勉強できる環境がベター。
プレッシャーにあまり強くない
塾ではテストの結果を友達同士で見せあったり、そうでなくてもクラスや席順で大体の成績がわかってしまうことも。
自分と友達の塾の成績を必要以上に比較してしまい、「もっと頑張らなきゃいけない・・・」とプレッシャーを感じて成績が思うように伸びない子が結構います。
「中学受験の家庭教師の選び方5つ」まとめ
中学受験の家庭教師の選び方5つを紹介しましたが、最終的には「ご縁」になります。
ですが、良い「ご縁」を掴むためには、上記でまとめたポイントをしっかり確認して吟味することが大切です。
業者ではなく個人の家庭教師を選択したい方は、知り合いのツテで紹介してもらうのが無難。そうでない場合は、先生の指導力も事務局のサポートも、家庭教師センターの方が一般的に質が高いです。
難関中学校を目指す場合に最適な家庭教師センターランキングはこちら。
中学受験でおすすめの家庭教師のランキングです。小学生向けの家庭教師センターはたくさんありますが、その中でも中学受験向けの家庭教師センターをピックアップし、教師の質やコース内容、コスパで比べてみました。
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